京町堀まちづくりプロジェクト

○都市公園の未来像 −靱公園から考える個性あるまちづくり-

江戸期から昭和30年代まで存在していた京町堀川を再生させ、人々が楽しく回遊できるまちを創り出そう、という提案です。
HTAが京町堀にあったらいいなと思うコンビニも考えました。

2007年5月に開催された「靱公園バラ祭」で基調提案を行いました。



○ テーマ 「まちを楽しむ」



1.靱公園とその界隈の歴史


2.現在の靱公園界隈

3.これからの可能性(京町堀コンビニ、京町堀川再生の提案)



2.現在の靱公園界隈
● 大阪市内における靱



大阪市内での主要な施設・公園等と靱公園の大きさを比較すると、靱公園はかなり大きな面積を占めていることが分かる。(面積は約9.7ha)
都市型公園の参考として、NYのセントラルパーク(約336ha)とも比較した。
fig.1)靱公園の大きさ比較

● 現在の靱公園



靱公園は、小さい子供の遊び場や、ペットの散歩道、サラリーマンの休憩場など、様々な用途で利用されている。
また、テニスコートやバラ園、センターコートなど施設も充実している。

ビジネス街に位置しているのを忘れる程、緑豊かな公園であり、まさに都心のオアシスと呼ぶのにふさわしい。
fig.2) 現在の靱周辺の様子

● 靱公園の南側 -靱本町-



靱本町は、公園の南側に位置している。
公園外からでも、緑を身近に感じられる場所のひとつである
fig.3) 靱本町の様子

● 靱公園の北側 -京町堀-



京町堀は、公園に直接面していないが、公園へつながる道が何箇所か設けられている。
公園の緑がまちに滲み出ているような印象を持つ。

近年、高層住宅が増加している。京町堀に相応しいデザインや高層建築のあり方など、京町堀が抱える課題の一つと言える。

fig.4)京町堀の様子

● 靱公園のエッジ



靱公園の周辺には、レストランやショップが立ち並んでいる。
公園から直接出入りできるものや、緑が店内に移りこむよう計画されているものなどもあり、何らかの形で公園の緑を享受している。
靱公園と店との境界が良い意味で曖昧になっている。
fig.5) 靱公園周辺の様子

● 都市型公園の参考事例
     -東京・日比谷公園-



東京の日比谷公園は、靱公園と同様、都市型の公園である。
個人・企業に関わらず公園内に設置する「思い出ベンチ」を寄付することができる。
また、樹種名札がクイズ形式になっているなど、公園を楽しむ仕掛けがなされている。
fig.6) 参考 -日比谷公園の事例-

● 公園づくりの参考事例
       -東京都建設局-




東京都では、公園運営の基本理念と目標などをまとめたパークマネージメントマスタープランというものを作成し、実行している。
fig.7) 参考 -東京都の公園づくり-

● 都市内の広場で見られる
   デザイン参考事例
       -東京ミッドタウン-
fig.8) 参考 -東京ミッドタウン-